識字教室をかものはしプロジェクトでは行っている。
働く合間に一時間、字の勉強をしているのだ。
字がかけない子もいるし、書ける子ももっと上手になりたいと一生懸命だ。
4月上旬、非常に厳しい案件を受注した。
あまりにも厳しすぎて、現場はすさんだ。
やってもやっても、要求されるレベルの品質の商品を作れない。
サブリーという女性がいる。
サブリーはマット織り担当だ。
今回、もっともきつかったのは、マット織りだった。
その中でエースだった。
彼女が出来なければ、もうだめだろうと、僕らスタッフは思った。
だから、スタッフたちは、サブリーに逆につらくあたった。
「もっと注意しなきゃ」
「いぐさの色をよく厳選して」
「だめだったパートはそのままにしないでやり直す」
・・・。
彼女は顔色が暗かった。これはまずい、と思い、スタッフに厳しくするだけでは
なく、励ますように伝えた。
人間励まされると泣いてしまう法則で、サブリーは涙を流した。
トレーナーのホン(おばちゃん)がサブリーを抱き締める。
その日の夕方、サブリーの家に行ってみた。
ねっころがりながら、識字教室の復習をしていた。
サブリーは僕に「ニャムバイ ハウイ?」(ご飯食べた?)と声をかけてくれた
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