シェムリアップ警察の人身売買対策チームのリーダー
ブンタウさんに最近の状況について話を伺いました。
空港から出て、すぐのところにシェムリアップ警察はあります。
警察署の一階に人身売買対策室があります。
中にはいると、壁には、過去の加害者の写真が貼ってあります。
ここに来ると、いつも人身売買は現実に起きていることであり、
被害者がいて、犯罪と戦っている人たちがいることを実感します。さて、簡単に2010年の摘発状況について聞きました。
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本木: 2010年の摘発はどのような状況でしたか?
ブンタウさん:
「売春宿の摘発は2010年は7件ありました。摘発は減っています。
18歳以上で自発的に働くSex worker(売春婦)が増えているからです」
本木: 具体的にはどういう犯罪があったのでしょうか。
ブンタウさん:
「あるホテルでは、外国人観光客向けに、
カンボジアの少年たちを売っていました。一見すると、
ふつうのホテルです。
オーナーは欧米人です。私たちのチームでは怪しいと
ずっと睨んでいました。8ヶ月間かけて内偵をし、そしてついに
摘発にふみきりました。」
「このように最近では、巧妙に隠れて行われていることが多いのです。
摘発が厳しくなってきたからでしょう。
以前は、公然と売春宿が運営されていました。
現在は、カラオケやマッサージ店、ホテルなどに偽装をし、
その従業員に実は性的サービスを強要することがほとんどです。
したがって、強制売春の数自体は減ってきましたが、
捜査は以前より困難になってきたと言えます。」
本木: 日本人による犯罪はどうでしょうか。
ブンタウさん:
「シェムリアップでは1件ありました。観光客がよく集まる
パブストリートという場所の近くでの犯罪です。ものかげで
15歳・16歳の少年2人に10$を払ってオーラルセックスをさせていました。
村人が気づき警察に通報しました。そして、我々は急ぎかけつけ、
その場で逮捕をしました」
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ブンタウさん率いるチームの活躍のおかげで、確実に人身売買は減っています。
最後の日本人の事例は、観光客が子どもを買おうとすれば
すぐに通報される事例といえます。以前は、子どもを買っても
誰もとがめませんでしたが、現在は違います。
一方で、犯罪が地下化し、見えづらくなっています。
そこで、ブンタウさんチームは、夜間に警察官が巡回したり、
ホットラインからの情報をもとに捜査をしているそうです。
もし、カンボジアに旅行する機会があって、
怪しいな、と思った場合は、以下のホットラインにぜひ
ご連絡を!
023-997-919
017-258-222
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