ひいては、人身売買を防ぐために非常に重要なことだと考えている。
これについては、まだ深く経験したわけでも分析したわけでもない。
しかし、おそらく、すごく難しいことではないだろうと考えている。
うまくいくためのポイントは以下のようなものであろう。
(1) 強い実行力と強いトップマネジメント
カンボジアにおいてはマーケティングをしっかりする、戦略をしっかり構築する、
というよりも強い実行力を持っているほうが成功するだろう。というのは、
行政の横槍、弱いインフラ、賄賂、華僑的な商慣習、ワーカーが教育されておらず働くことになれいていない、
といったようなことから、ビジネス環境は厳しいからである。
日本では”技術の進歩が早い” ”競争が激化”といった意味でビジネス環境が厳しいが、
カンボジアにおいては、そもそも環境が厳しい。こうした環境を乗り越えて何か物事を成し遂げる実行力が
非常に大事だろう。
日本でも、ベンチャー起業する場合、もちろん戦略も重要であるが、実行力でトライアンドエラーを
繰り返し続けてようやく成功するケースが多いのと同様の意味でも実行力が求められる。
そのためには第一に、腹をくくること。当事者意識を強く持つこと。成功することを激しく欲すること。
第二に経営チームの中には、戦略的思考が可能なタイプ、実務に明るいタイプが必要だ。
逆に言えばそういう人材を連れてくる必要がある。日本人がこのポジションとして難しいのは
”短期滞在のことが多いこと” ”ローカルのことはローカルに、というある種、倫理的な考えを持っていること”
”実際問題、ローカルのグレーゾーンなやり方に日本人は耐えられないこと”などがあげられる。
(2) ミドル/ボトムを信じる。活かす。
強いトップマネジメントが必要だということは、ミドルとボトムを信頼しない、必要としないということではない。
成功には活かすことが必要だ。特に、かものはしが対象としているのは、貧困家庭が自分の娘を売らずに
自分たちで金を(安全に)稼ぐことができる状態を、より多くの人に(1万世帯とか10万世帯とかそういうスケールで)
提供することにある。そうすると、そういった人たちが自立し生き生きしてくれないと、だめなわけだ。
カンボジアでは、ものすごい事例がある。CEDAC(セダック)というNGOだ。
セダックがやっていることは非常に勉強になる。そのポイントは
というわけで村人を信じるってことが大事なわけだ。
- 米作りを村人に教えてる
- 1万村以上ある村に対し2010年までに半分ぐらいにサービス提供をすることを目標としている。
現在は1000村ぐらい(だったと思う)- そのために、村人を馬鹿にせず(日本人はついつい馬鹿にしてしまう。村人には無理だってね)、
米作りの科学を、合理的に教える。その原理を教える。セダックのスタッフに教えていることを
村人にそのまま教えているのだ。その結果、農民はそれを学び、自分の環境に合わせて
工夫する- 村人の中でも、新しいものが好きで挑戦意欲がある人にまず教える。そのあとは、その村人が
教わったことをすぐ、他の村人に教える。普通のNGOだと成功事例を一件作り、そのために1-2年費やし
そのあと、横展開するが、セダックの場合、村人間で数ヶ月の間に一気に広がる。
だから、横展開が可能。すごいスピードで。村人も使ってサービス展開しているのだ。- これらが可能なのは、セダックが徹底して米作りの科学をマスターしているから。彼らのメソッドを
つかって工夫し努力すれば必ず収穫量があがる
(3) 成功するモデル
上記セダックの事例からわかるように、当然成功するにはモデルが必要だ。
これに関わると利益になる、というモデル。そういうモデルを開発する。強い実行力をもって。
そのあとはボトムレベルでの横展開。
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