さて、クラスをわけたのはいいものの一つの問題が発生した。
上のクラスは、リーダーを選んでその人が先生と相談しながら内容を決定するこ
とに決まったようだ。
リーダーはSさん。彼女は両親が亡くなるまでは、比較的裕福だったようで子ど
もだったころには英語も学んでいた。
しかし、現在は両親をなくし、とても小さな家に住んでいる。
このSさんは字の読み書きはトップクラスらしい。できるワーカーに比べてもず
ばぬけているそう。
ところが問題は、まだ20歳になっておらずまだまだ子どもなところだ。
スタッフ曰く、「本当は先生役をやりたいんだけれど、自分からは言わない。そ
れで指名されると、最初はがんばるが、
ちょっとやなことがあると、もう辞めたいなどと不満を言う」そうだ。
リーダー役の選出は、スタッフが指名したようで、それも災いした。
他のワーカーからすると、「普段、あんまり態度よくない彼女がなぜリーダーな
のか」ということ。
どうすればいいのか、と喧々諤々。
スタッフから「投票がいいんじゃないか」という意見がでた。
そこから議論が発展してみんなで話し合って決めていく、そういうプロセスが大
事だという結論に。
そして、そうやってワーカーが自分たちで決めていくことを学ぶこと自体が彼ら
にとって大切ということにも気づけた。
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