2006年8月6日日曜日

ミッション先行型か経営先行型か

カンボジアでの事業展開は、表現はおかしいかもしれないけど、かものはしにとって本業中の本業である。
これが成功せずして、かものはしの成功はない。かものはしの経営指標は「売上」や「利益」ではなく
「何人?」である。つまり、何人の子どもたちを守ることができたのか?ということである。
すべてのソーシャルベンチャーは「売上」は重要ではなく、それぞれ独自の経営指標が極めて大事である。
とはいっても売上もしくは資金がなければ、活動することは困難である。このあたりから、活動そのものを重視するか
資金調達活動を重視するのか、という問題が出てくる。
とあるNGO(世界に展開しており、日本ではトップクラスのNGO)のトップが言っていたのは
「かものはしはまだミッション先行型の事業だね。経営先行型のしなければならない」ということであった。
まずいかにして組織を成立させ持続的な成長にもたらすのか、それをまず考え、その次にミッションを達成する
ということを考えよ、という意味だったと僕は理解している。正直なところ、これは意外であった。NGO業界では
圧倒的にビジネス寄りと目されることが多いからだ。彼の言葉は正しいと思う。しかし、現実には非常に難しい。
経営を成立させる、つまり資金的基盤を確立し、人が安心して働く環境を作る、そしてそれを持続的にする、
ということはそれ自体で非常に難しい。NGOで働いている人は「ミッション」に向かって働いているのであって
「お金」に向かって働いているのではない。そして、NGOの資金調達方法のもっとも大きいところは、
助成金や会員制度など、途上国の現場で活動してナンボの資金調達方法であるからだ。
かものはしにとってもこの問題は非常に重要な問題だ。

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