スヴァイリエンとはカンボジアのひとつの州である。
パートナーNGOのWPとともに、かものはしが活動する予定地であった。僕自身何回かリサーチのために行った。
結論からいうと、実は今の段階で、このスヴァイリエンでプロジェクトを実施するのは困難な状況になっている。
2月末か3月半ばぐらいにスヴァイリエンでプロジェクトをすることを決めたから、圧倒いう間であった。かものはしにとって肝いりのプロジェクトで、本命であり、かものはし最前線であった。
どういうことになったかというと
- パートナーNGOの問題
パートナーであるNGO WP(カンボジア人運営)がスヴァイリエンにて事務所を構えていた。
そして、職業訓練を中心にサービス展開をしていた。これらのプロジェクトは国際機関に資金支援をうけていた。そしてかものはしプロジェクトは、この職業訓練が資金的自立を果たし、成長をするためにどうすればよいのか、ということを共に考え実行しようとWPと話をしていた。
ところが、この資金支援がストップした。正確に言うと、契約を更新するタイミングで更新されなかったということである。その結果として、スヴァイリエンの事務所機能はストップしてしまった。この理由を支援側の職員に聞くと、明瞭ではないが、「成果が出ていないため」ということが大きかった。また、WPに組織運営上の不透明さがあったということもポイントであったようである。
かものはしにとっては以下のようなことだろうと思う。
第一に「本当にWPは提携先としてふさわしかったのか?今後ともにやっていくパートナーとしてふさわしいのか?組織の透明性や実行力という観点から検討するべきである」第二に「決定する際の調査は十分だったのか?」「今後、同様の事態を招かないためにはどうすればよいのか?」
- プロジェクトマネジメントの問題
仮に上記のような資金打ち切りがなかったとしてもプロジェクトがそのまま順調に進んでいたかはかなり怪しいと考えている。というのは、2006年4-6月はプロジェクト設計フェイズに位置づけられていたが進捗は芳しくなかったからである。
これは多くの原因があるが、1)パートナーNGOのスタッフの質(まったく仕事やってこなかった) 2)それを見越した上でのプロジェクトをするべきだったはず。マネジメントの問題 3)これを見誤っている原因としては人材育成に対するポリシーの問題(育成を重視?プロジェクトの進捗重視?) 4)日本人とカンボジア人との関係性の問題 5)経営管理の問題/経営が意思決定をするべき項目がまだ多いにもかかわらず経営が不在であった問題 6)プロジェクトチーム内での議論不足などに分析できる。
結局のところプロジェクトをいかにマネジメントをするのかということに集約できる。「国際協力」という点からみて特殊な要素は「日本人とカンボジア人のかかわり方」の問題だけだ。これも今回スケジュールが遅延したという問題に対してどの程度寄与した原因かというと、そこまでではないだろう。というわけで、もっときっちりプロジェクトマネジメントをしなければならない。
もう少し深く問題定義をすると、「経験が不足する我々がどのようにマネジメントをするべきなのか?」ということなんだろうと思う。それには、A) 現場でなんとかする(もがくこと。もがきを善と考える)B) 経営管理。現場ではなく外からの視点でアドバイスをする。そして意思決定をし、責任をとる。 ということなのではないか、と思っている。
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