2006年8月20日日曜日

スヴァイリエンのプロジェクトを振り返る(2) WP

スヴァイリエンでのプロジェクトについて、パートナーNGOの問題があると記した。
「本当にWPは提携先としてふさわしかったのか?今後ともにやっていくパートナーとしてふさわしいのか?組織の透明性や実行力という観点から検討するべきである」第二に「決定する際の調査は十分だったのか?」「今後、同様の事態を招かないためにはどうすればよいのか?」


現在、検証中であるけれど、
(1)事前調査は十分とはいえないが、やっていなかったとはいえない。
綿密に調査を冷静に深くやることは可能ではあるけれど、それは現実的ではない。
(2)WPはカンボジアのNGOの中ではまだよい方である。完璧な団体はこの世には存在しない。
事前調査において、WPにお金を出してた国連機関の担当者にヒアリングをしていた。
その他JICAや会計監査事務所などもチェック済み。その中で、国連がWPに対する支援を
打ち切るという情報はキャッチできなかった。おそらく、3月時点では資金支援を
更新する予定であったが、5月の会議の時点で決まった、それも国連の担当者レベルではなく、
上のレベルで、というところではないか、と(個人的に)推測している。
日本政府系開発機関の一人のコメントは
「報告書提出の遅延や、資金の不正利用などは国連にとっては契約を終わらせる
ためのたんなる理由付けだったのでは。なぜなら、職業訓練関連の援助は全体的
に打ち切り傾向にあり、ドナーの多くはそれよりも人材強化やグッドガバナンス
に対して援助をする方向に向いてきている。

(とはいえ、WP側のプロジェクトの効果に関しても当初予定よりも出ていなかったからという説もある)
かものはしのスタンスから言えば、まさに職業訓練関連への資金は打ち切り傾向にあるがゆえに
それを「企業」へと転換させるプログラムが必要であると考えているから、
あと一年支援するのが早ければ・・・と無念である。
とあるNGO関係者は
「ちょっとした不正行為などは、どうしてもカンボジアでは「一般的」といわざるをえない部分も
あります。例えば、文房具などを多めに買って実際には使わないで転売したり、
或いは、ガソリン代の領収書を入れた量より多めに書いてもらうなども一般的です。」
ともいっている。
WPのスヴァイリエンオフィスに対する国連による支援打ち切りは予想外の出来事であったが、
これをもって、「調査を完璧にしろ」「不正使用がまったくない団体を探し出そう」ということではない、
ということだ。
WPが現実的な提携先であるし、なにか不測の事態が起きることもある。
それを乗り越え、いかに結果をだすかだ。
前述の政府系の方のコメントは
「選りすぐったJICAの専門家や経験者が事前にリサーチを行った場合でも
問題は常に起こり、それに対処しながらある程度柔軟にすすめていくことになる」
我々は成果を出さなければならない。
努力した、仕方がなかった、では許されない。
→ 今後やること
・提携/支援決定フェイズにおける調査項目及び調査ポイント(コツやポリシー)などを整理しておくこと
将来的には他の団体を支援していくことになるから、それをノウハウとして整理しておく。

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